今年も猛暑。夏は牝馬の季節。昨年のそのだ金曜ナイター初日に行われた摂津盃を制したエーシンアガペーが連覇を狙う。今年に入ってから連対を外さない活躍を続けていたが、前走金沢に遠征した読売レディス杯は3着。その後、グランダム・ジャパン古馬シーズンの地元戦、兵庫サマークイーン賞には出走せず、ここに備えた。昨年よりプラス1.5キロの55キロだが、56キロを背負っての勝利もあり、ここでも勝負になるはず。
ハイパーフォルテは、今年になってからは今ひとつのレースが続いていたが、前走は復調を思わせる勝利。今回は、54歳にして目下全国リーディングの川原正一騎手にも期待だ。
ホクセツサンデーは、2歳時から地方同士の重賞では3着を外さない堅実な成績を残してきたが、5月の兵庫大賞典は1番人気に支持されながら4着。ここは巻き返しのかかる一戦。ただトップハンデの58キロがどう影響するか。
タガノバロットは、特別戦でここ3戦連続連対とまずまずの調子だが、重賞では2歳時に兵庫若駒賞を制して以降、たびたび上位争いにはからむもののその後にタイトルはなし。今回も連下争いまでか。
8歳のシルクダイナスティは、中央から移籍してA1特別で2着、1着。2戦ともにホクセツサンデーには先着しているが、今回56.5キロでどうだろう。
前走1番人気で6着に敗れたエーシンポルックスは、今回が重賞初挑戦でどこまで。
◎12エーシンアガペー
○3ハイパーフォルテ
▲9ホクセツサンデー
△5タガノバロット
△10シルクダイナスティ
△2エーシンポルックス
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そろそろダートに慣れてきたであろうドリームカトラスが狙いだ。中央ではほとんど芝のみを使われ準オープン勝ちの実績。今年笠松に移籍し、船橋や盛岡への遠征では勝負にならなかったものの、前々走東海クラウンで移籍後初勝利を挙げ、前走サマーカップでは1番人気に支持されながらも3着まで。重賞実績のある馬が何頭かしかいない今回のメンバーなら、あらためてチャンスだ。
兵庫から遠征のシャインモーメントも中央オープン実績のある馬。その後南関東ではオープンで5着が最高の成績だったが、兵庫に移籍して初出走となった前走のA1A2特別で2着。負かされたのが、同日に行われる摂津盃でも人気になりそうなハイパーフォルテだけに、このメンバーなら好勝負を期待できそう。
ミヤジチョビは中央1勝のみだが、名古屋に移籍して3戦目となった前々走から連勝。特に前走のペリドットオープンでは、南関東オープンから移籍してきたルクレルクに3馬身差をつけての快勝。それだけの力はありそう。
3歳後半から低迷が続いていたタッチデュールだが、ここに来て調子を上げてきた。前走久々の重賞挑戦となった金沢スプリントカップでは、3着のトウホクビジンに3/4馬身差4着と見せ場をつくった。
5月に東海クラウン勝ちのあるエーシンマギーや、3歳牝馬のユーセイクインサーも54キロを生かせば上位争いに食い込むチャンスはありそう。
◎9ドリームカトラス
○7シャインモーメント
▲6ミヤジチョビ
△8タッチデュール
△5エーシンマギー
△3ユーセイクインサー
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