NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
出走表のレース名には「オープン」と表記されているものの、5月の初夏賞、6月の夏至賞につづいてのB級重賞。夏至賞上位馬の登録もあったが、実際に出走してきたのは5着以下の馬たちで、前走の成績を見ても転入して今回が3戦目になるカレンレッドロックが前走のB級1組特別で勝っているものの、それ以外の7頭はいずれも前走が5着以下。前々走を見てもいずれも3着以下で、負け組みが集まったという感じだ。
中でもまだ未知の魅力を残しているカレンレッドロックが中心になるだろう。転入初戦の前々走、B級2組特別は4着だったが、勝ち馬からはコンマ2秒という善戦。前走で2着に負かしたエーシンヴンダバーがB級で常に勝ち負けのレースをしているレベルだけに、このメンバーでは抜けた存在だ。
相手筆頭には、5月の初夏賞を制しているカシノペンダント。とはいえ前走ではカレンレッドロックにかなり差をつけられて6着に敗れているだけに、逆転までは厳しそう。
夏至賞5着でも勝ち馬からの差はコンマ4秒差のキング、初夏賞5着のカズノミラクルあたりが馬券圏内を狙うことになりそう。
◎8カレンレッドロック
◯6カシノペンダント
△2キング
△3カズノミラクル
文月賞の出走表はこちら