NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
昨年のこのレースはジャングルスマイルがナムラダイキチを1馬身半差でしりぞけ、そのあたりまでは確実に「金沢2強」だったのだが、その後は完全にナムラダイキチの1強となっている。今年は金沢でJBCが行われるのにともない、時期を繰り上げて行われた北國王冠では、やはりナムラダイキチが楽勝。逃げたジャングルスマイルは3着に沈み、3~4コーナーでこれを交わしたタートルベイが2着という結果だった。
ジャングルスマイルにとっては、最初から2着を狙うレースをすれば2着を確保できるだろうが、立場的にはナムラダイキチを負かしにいかねばならず、そうすると最後は息切れという可能性が高い。ジャングルスマイルとタートルベイは、ナムラダイキチに対してどう挑むかによって結果に影響する。
実力的には、最初にも書いたとおり、ナムラダイキチの1強で、ジャングルスマイルとタートルベイがその2番手という感じ。あとはA2特別で連勝中のガンズオブナバロン、北國王冠で4着だったアルドラが、展開次第で3着に食い込む余地があるかどうか。
ナムラダイキチにとっては、とりあえず10月の白山大賞典JpnIIIで中央勢を負かせる状態までもっていってほしいところ。
◎10ナムラダイキチ
◯8ジャングルスマイル
▲7タートルベイ
△4ガンズオブナバロン
△12アルドラ
百万石賞の出走表はこちら