笠松から4頭が遠征。中でもマルヨフェニクスは、2010年にシアンモア記念2着、みちのく大賞典1着と、キングスゾーンと1、2着を分け合って以来の岩手遠征だ。その年は両レースとも水沢競馬場での開催だったため、盛岡競馬場は今回が初めて。とはいえ、さまざまな競馬場を経験しているだけに心配はないだろう。昨年秋の東海菊花賞でジャングルスマイルを負かし、5カ月ぶりとなった東海クラウンを勝っての遠征。さすがに若いころの勢いはないとはいえ、休み休みながらも重賞で堅実に成績を残しているのは立派だ。
ドリームカトラスは、芝だが中央オープンの実績。笠松転入後、東海クラウン2着に、船橋に遠征した柏の葉オープン7着だが、相手関係が楽になるここならチャンスは十分だ。
地元勢は、前哨戦ともいえる赤松杯が波乱の結果だっただけに悩ましい。であれば、中央でダートオープンの実績があり、転入初戦のA級一組戦を快勝したバトルドンジョンに期待する。転厩前、年明けの2戦があまりにも差をつけられての大敗だっただけにその点は心配だが。
兵庫から笠松に転厩したエーシンブランだが、なかなか結果が出ない。それでも上位争いにはからんでいて、前走の大敗に目をつぶれば、ここでも上位にからんでもおかしくはない。
7歳になったトウホクビジンは、これが119戦目。ダートグレードでは厳しいが、地方同士ならまだまだ侮れない存在。昨年11月には、同じ盛岡1600メートルの絆カップで直線一気の差し切りを決めている。
赤松杯2着のスーパーワシントンは、トウケイニセイ記念なども含め年明けから4戦いずれも2着以内と、10歳でも安定して成績を残している。
◎3マルヨフェニックス
◯9ドリームカトラス
▲11バトルドンジョン
△5エーシンブラン
△10トウホクビジン
△2スーパーワシントン
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