NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
重賞実績馬に連勝馬に転入間もない馬など、楽しみなメンバーが揃った。
高知に移籍して3連勝とマチカネニホンバレの勢いが止まらない。しかも、グランシュヴァリエ、コスモワッチミーと、全国区の舞台での活躍馬を負かしてのもの。脚元の不安があって高知に移籍してきたようだが、ここまでのところ順調に使えているようだ。前走コスモワッチミーに5馬身差をつけての圧勝は、さすがに中央オープンの実績を感じさせる。
タンゴノセックは、2011年の高知県知事賞こそ2着に敗れたものの、その後は地元同士ならほぼ敵なしという成績。前々走は重賞ではないものの、ついに南関東のオープンを制した。今回は主戦の赤岡騎手が名古屋遠征のため、川崎所属時に騎乗経験のある佐藤博紀騎手が川崎から呼ばれた。
エプソムアーロンも中央オープンの実績。その後大井では勝ち星こそ挙げられなかったものの、重賞を中心に使われていた。転入初戦のC3戦はさすがに楽勝。雑賀正光厩舎の主戦、永森大智がブレーヴキャンターではなくこちら起用されたのは期待の表れか。
ブレーヴキャンターは昨年10月以降、交流の黒船賞を別とすれば地元では11戦連続連対。重賞でも久松城賞圧勝、黒潮スプリンターズカップでコスモワッチミーの2着があり、チャンスはある。
ナムラハンターは、昨年の建依別賞では3着だったが、その後下級条件から13連勝中。あらためて重賞クラスで力が通用するかが問われる。
◎4マチカネニホンバレ
○10タンゴノセック
▲8エプソムアーロン
△2ブレーヴキャンター
△9ナムラハンター
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