出走9頭中、JRAから転入して2戦目となる馬が5頭。その中では、岩手初戦となった4月13日のオープン(奥州はっとレース)で6馬身差圧勝のスズヨシーズンのレースぶりが印象的だった。前が競り合ってハイペースになったとはいえ、最後方を追走し向正面からのロングスパートで、直線後続を突き放した。南関東B級から、中央では障害のみ5戦していずれも惨敗。中央では平地のレースに出走しないまま岩手に転入というちょっと変わった経歴。南関東時代もやはり後方からレースをしていた馬で、今後どんなレースを見せてくれるのか楽しみなところ。
ドリームクラフトも、3月31日のA級一組戦で縦長の後方を進むと、直線先に抜け出していた1番人気のトーホクキングを楽な手ごたえのままとらえた。こちらは中央1000万下からの転入。
そのドリームクラフトには交わされたものの、トーホクキングはみずから前をとらえに行ってのもの。前走のA級一組戦は3着だったが、勝ったのが中央オープンの実績があったバトルドンジョン、2着が昨年度の岩手年度代表馬ロッソコルサなら、今回は相手がだいぶ楽になった。
ヒカルジョディーは、奥州はっとレースで1番人気に支持され、4コーナーで先頭に立つ勝ちパターンだったが、直線でスズヨシーズンに交わされた。展開的にはトーホクキング同様に損な役回りだった。特別として行われた昨年からのこのレース連覇がかかる。
スーパーワシントンは、トウケイニセイ記念で6番人気で2着。それまで重賞では1400メートル以下で好走していたこともあり、一線級相手にこの距離は少し長いかもしれない。今回も展開次第の面はある。
◎4スズヨシーズン
◯8ドリームクラフト
▲6トーホクキング
△5ヒカルジョディー
△3スーパーワシントン
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