NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
高知から遠征の2頭が強そうだ。マチカネニホンバレは、09年にエルムステークスGIIIを制し、その後もダートオープンで常に上位争いの活躍。1年以上のブランクがあって南関東で復帰し、2戦目の報知オールスターカップは4コーナーで先頭に立ちかけて見せ場をつくった。高知に移籍して、A-2戦ではさすがに力が違い、3コーナーから後続を離しにかかると、直線はほとんど追われずに7馬身差圧勝。1800メートルという距離も経験豊富で得意とするところ。
グランシュヴァリエもおなじみの全国区。最後までしっかり追われた高知県知事賞は大差の圧勝。さすがにダートグレードで中央の一線級に揉まれているだけのことはある。今年の福山リーディングでは、ここまでのところ佐原騎手の2位に甘んじている三村騎手だが、この馬をどう乗りこなすかも楽しみなところ。
迎え撃つ地元勢では、前々走マイル争覇でエーシンアガペーに1馬身差2着と食い下がったフレアリングマリーが筆頭。前走福山牝馬特別は、エーシンアガペーの7着と惨敗だったが、マイル争覇よりレベルが高いメンバーで厳しいレースになった。今回は高知の2頭にどこまで食い下がれるか。
ビーボタンダッシュは福山大賞典から3戦連続2着と、好走はするものの、なかなか勝ちきれない。サマースピードは、2走前にそのビーボタンダッシュを負かしているが、前走は半馬身差で競り負けた。この2頭は展開次第では上位争いも。
◎マチカネニホンバレ
◯グランシュヴァリエ
▲フレアリングマリー
△ビーボタンダッシュ
△サマースピード