NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
このメンバーなら高知のリワードアリオンが強そうだ。昨年夏に建依別賞を制し、以降、地方同士のレースで3着を外したのは1回だけ。前々走の久松城賞も、勝ったブレーヴキャンターには離されたものの、3着には3馬身差をつけた。昨年ダントツ福山リーディングの三村展久騎手を起用してきたことでも負けられない一戦だ。
立ち向かう地元勢の筆頭はダイワシークレット。前走マイル争覇は強力遠征勢が何頭かいたため6着だったが、笠松遠征を除けば福山で3着を外したのはそのマイル争覇のみ。福山ではマイル以上しか使われていないものの、大井時代は短距離を中心に使われていたので、むしろこの1250メートルは歓迎だろう。
ロッキーダイヤは、昨年7月の福山スプリントカップで、高知・シーアクロスの2着。近走は前々走の勝利以外はいまひとつの成績だが、昨年11月にはやはりこの距離のオープンで2着があるように、巻き返したいところ。
逆に距離に不安があるのはグラスヴィクター。前々走で2600メートルの福山大賞典を5番人気で制し、前走マイル争覇は9着惨敗。1250メートル線は約1年ぶりとなる。
クーヨシンは前走で約11カ月ぶりの勝利。古馬一線級が相手となると、まだちょっと荷が重い感じだが、今回はそうしたオープン級のメンバーが少ないだけに、上位に食い込む可能性も。
サバイヴアゲンは、昨年秋から3着を外さない成績を続けているが、まだ格付けはB級。高知でもB級までしか経験がない。このメンバーに入るとちょっと荷が重いが、勢いでどこまで。
◎リワードアリオン
◯ダイワシークレット
▲ロッキーダイヤ
△グラスヴィクター
△クーヨシン
△サバイヴアゲン