NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
正月には名古屋競馬場で尾張名古屋杯、新春盃、名古屋記念と、古馬の重賞が3レース組まれるが、その中でもっとも格付けの高い馬が出走してくるのが、この名古屋記念。
とはいえ今回は重賞戦線で活躍中という馬がほとんどなく、ちょっと微妙なメンバー。その中では7月の名港盃を制したミヤジメーテルから。秋の姫山菊花賞、東海菊花賞はともに8着だが、上位はマルヨフェニックスと好勝負というメンバー。今回はそうした全国区クラスのメンバーがいないだけに、十分勝負になる。
そういうレベルのメンバーなら11歳のベテラン、キングスゾーンにもチャンスは十分。前走A2特別ではゴール前一瞬の脚を使って差し切った。今回も同じ1400メートルという距離も歓迎だ。
兵庫から移籍したエーシンブランがやや期待はずれの成績。それでも移籍初戦のA1特別ではミヤジメーテルに半馬身差の2着があった。調子が戻れば重賞戦線でも勝負になると思うのだが。
クイックスターは、前走A2特別では1番人気に支持されながら7着。スタートで出遅れながらすぐにハナを奪い、エーシンアクセランと競り合って共倒れとなってしまった。今回は今一度見直してみたい。
マルカハンニバルは、かつては重賞上位の常連だったが、昨年は衰えが見えてきたかという成績。それでもA1特別では掲示板を確保する力はあり、今回のメンバーなら侮れない。
◎ミヤジメーテル
○キングスゾーン
▲エーシンブラン
△クイックスター
△マルカハンニバル