NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
第2回の絆カップ。この日のレースには、『一完歩ずつ被災地の明るい未来へ』『全国の騎手の想いを胸に突き進む』『震災に負けない 風化はさせない』などなど、震災復興に関連したタイトルがつけられている。こうして競馬を通じて、いつまでも大震災のことをわすれないようにするのは、とてもいいことだと思う。
カミノヌヴォーはまだ4歳と若く、岩手の未来を背負って立つ存在でもある。昨年3歳時は不来方賞、ダービーグランプリと岩手2冠を制し、年末には桐花賞で古馬も含めての頂点に。昨年度の岩手年度代表馬にも選出された。今シーズンはなかなか勝てないレースが続いたが、青藍賞で復活の勝利。今回、他地区からの遠征馬もいるが、負けられない一戦だ。
下級条件から叩き上げのシャイニーハリアーは、トウケイニセイ記念3着に、シアンモア記念でも3着。A級一組を連勝中で、安定感を増してきた。
シルクダイドウは船橋からの遠征馬。重賞は今回が初めてだが、3走前にA3特別を制しており、ここでも通用するレベル。
みちのく大賞典で重賞初制覇となったトーホッキングだが、カミノヌヴォーとは逆にこのところ勝ち切れないレースが続いている。巻き返しのかかる一戦。
ついに通算100戦を超えたトウホクビジンだが、8月に姫路チャレンジカップで久々の勝ち星を挙げているように、地方同士ならまだまだ侮れない。
中央から転入後A級二組から一組で4戦連続連対のアクロスザボードが重賞初挑戦で連下絡みまであるかどうか。
◎カミノヌヴォー
◯シャイニーハリアー
▲シルクダイドウ
△トーホクキング
△トウホクビジン
△アクロスザボード