ホウライジェントルがデビュー2戦目から3連勝中。前走は金沢に遠征した兼六園ジュニアカップを逃げ切りだった。とはいえスタートでは押して押してようやくハナを奪ったという感じで、馬は横を向いたりしていた。頭の高い走りで、直線ではフラフラするなど、まだまだ力を出し切っていない。それでいて直線で突き放したのだから、まじめに走れるようになればさらに高いレベルでの活躍も期待できそうだ。
デビュー戦でホウライジェントルを負かしたのがウォータープライド。しかし2走前のJRA認定競走では、ホウライジェントルに3馬身差離されて返り討ちに遭った。ウォータープライドの敗戦はこの1戦のみだけに、まだ勝負付けは済んでいない。それにしても父マイネルラヴ、母父タイキシャトルとは、なんとも興味深い血統だ。タイキシャトルの引退レースとなったスプリンターズSは、最終レース後に引退セレモニーが予定されていたこともあって、まず負けないだろうというほどの人気を集めていたのだが、それを見事に空気をまったく読んでいないかのごとく差し切ったのが、7番人気のマイネルラヴだったのだ。
アイビスティは、道営でのデビュー5戦目に初勝利を挙げ、転入初戦となった前走2歳1組特別を逃げ切り勝ち。馬主の瀬戸口勉さんは、かつてJRAの調教師としてオグリキャップやネオユニヴァース、メイショウサムソン(アイビスティの父)など多くの活躍馬を育てた。そして現在アイビスティを管理している瀬戸口悟調教師は、瀬戸口勉さんの弟という関係だ。
ルードは、兼六園ジュニアカップでホウライジェントルの2着だったが、その後前走の2歳1組特選を勝利。コスモカリヨンも、2連勝中と好調。この2頭も上位食い込みを狙う。
◎ホウライジェントル
○ウォータープライド
▲アイビスティ
△ルード
△コスモカリヨン