NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
福山デビュー馬のみによる重賞で、デビューから6連勝のカイロスが断然。一方で出走10頭のうち半数が未勝利という、この時期の福山の2歳戦はまだまだ層が薄いという印象。
そのカイロスだが、前走はイワミノキズナに最後半馬身まで迫られたが、4コーナーまで先頭で持ったまま。そこでイワミノキズナに一気に来られて慌てた面があった。それでもゴールでは余裕があった。まだまだ力の差はありそうだ。父サウスヴィグラスは相変わらず地方競馬では大活躍で、25日のエーデルワイス賞JpnIIIを勝ったハニーパイ、翌26日の九州ジュニアチャンピオンを勝ったロマンチックも、やはりサウスヴィグラス産駒だった。
同厩舎のイワミノキズナは、デビュー2戦目に3着があるが、そのほかではカイロス以外には先着されていない、事実上のナンバー2。前走のようなレースぶりなら、いずれ逆転できるかもしれない。
あとは6戦2勝、2着4回というメイライト。先着されたのが、デビューからの2戦がカイロスで、3走前と2走前がイワミノキズナという上記2頭のみ。
それ以外の馬たちは、上記3頭に1秒以上の差をつけられて負けている馬ばかりで、ちょっと力の差がある上に、その負けた馬たち同士での比較は難しい。
◎カイロス
○イワミノキズナ
△メイライト