いいかげんギンガリュウセイに本命を打ち続けると笑われそうだが、今回はひいき目なしにも狙える一戦。ばんえいグランプリを5番人気で制し、この時期になって力を発揮できるようになってきた。今回、王者カネサブラックが別定30キロ増なのに対し、ギンガリュウセイの別定10キロ増、すなわち20キロ差はかなり有利だ。北見記念は一昨年2着、昨年1着と相性のいいレースでもある。
もう1頭、重量的にチャンスなのはフクドリ。岩見沢記念で2着があり、そのときが勝ったカネサブラックと10キロ差だったが、今回フクドリは別定増量がないためカネサブラックとは30キロ差。北見記念は、古馬の新興勢力の活躍が目立つ重賞で、それは今回のカネサブラックのようにここまでに賞金を稼いだ既存の実力馬が重量を背負わされるため、別定増量が少ない馬にチャンスが生まれるから。今回、そのパターンにハマるのがフクドリだ。
そのほか、エンジュオウカンとテンマデトドケ以外は、いずれも馬券にからむ実力とチャンスはあると見る。
◎ギンガリュウセイ
◯フクドリ
▲キタノタイショウ
△カネサブラック
△シベチャタイガー
△ナリタボブサップ
△ホクショウダイヤ
ロッソコルサは、芝の桂樹杯でクビ+クビ差の3着。前走青藍賞はカミノヌヴォーにアタマ差の2着で、1番人気のトーホクキングには先着した。古馬重賞で互角の争いをしているのはこの馬だけ。3歳馬同士なら断然の実力だ。
コスモブジーは中央未勝利から快進撃の5連勝。まだC級格付けだが、ここ2戦は2着馬に2秒以上の大差をつける圧勝。底を見せていない。デビュー戦は芝1800メートルだったが、その後は1400メートル以下の距離を使われてきただけに、一気の距離延長がどうか。
期待されながら古馬との対戦で結果を残せていないのがアスペクト。岩手ダービーダイヤモンドカップを制し、初めての古馬との対戦となった一条記念みちのく大賞典は逃げたものの早めに力尽きて10着。そしてその後は惨敗続き。同世代同士の対戦に戻って巻き返せるかどうか。
ラブミーアゴーは、ビューチフル・ドリーマーカップこそ北海道や南関東からの遠征馬が上位を独占するレベルの高いレースで6着に敗れたが、その後はA級二・三組の一般戦で上位争い。3歳同士なら馬券圏内は十分狙える。
ユウキタカラオーも中央未勝利からの転入で、B級の一般戦で3連勝のあと、B1特別で2着。今後も楽しみな存在だ。
◎ロッソコルサ
◯コスモブジー
▲アスペクト
△ラブミーアゴー
△ユウキタカラオー