NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
昨年までは荒尾の九州ジュニアグランプリが未来優駿として行われていたが、荒尾競馬廃止にともない、今年から佐賀の九州ジュニアチャンピオンが未来優駿となった。
10頭立てで、そのうち6頭が東眞市厩舎。しかも同厩舎以外の馬は、前走すべて10月7日のシリウス特別で1秒以上の差をつけられて東厩舎のロマンチックに負けているという極端なメンバー構成。しかも。そのロマンチックが断然の存在かというとそうでもなく、ほかに4連勝、2連勝という馬がいるから、この2歳戦線の層の厚さはすごい。
それでもやはり距離やクラスの経験からすれば、ロマンチックが中心だろう。この距離の持ちタイムでも断然だ。東厩舎の6頭のうち5頭の前走に山口勲騎手が乗っていたのだが、その山口騎手がこのロマンチックに乗ってくるということでも期待をうかがわせる。
相手にはデビューから2連勝のクオーレフォルテ。2戦ともに後続を寄せ付けずという逃げ切りで、前走で1750メートル戦を経験しているというのも強みだ。
一角崩しがあるとすればカシノアルテミス。前走シリウス特別ではロマンチックに5馬身ちぎられたものの2着は確保。JRA小倉の芝1200メートルで5着という経験があるだけに、スピード勝負なら可能性はある。
まだ特別戦を経験していないが、6戦5勝、2着1回というオリンポスも気になる存在だ。
◎ロマンチック
◯クオーレフォルテ
▲カシノアルテミス
△オリンポス