NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
昨年あたりまでの道営オープンは、中央の準オープン入着級の力があれば十分に重賞タイトルを狙えたのだが、今年はオープンからの転入馬も目立つようになってきた。
その筆頭がシャアだ。大井を経由して転入後は2連勝。その前走、ステイヤーズカップは、ゴール前では長丁場得意のサムライジャパンに迫られたが、見事な逃げ切りだった。この距離に戻れば安定したレースぶりが見られるはず。
相手にはシャイニングアワー。前走は1200メートルの道営スプリントを完勝。この馬も中央オープンの実績馬で、中央時はマイルでも成績を残していただけに、この距離でも力を発揮できる。
道営生え抜きのカネマサゴールドは、7月の赤レンガ記念が重賞初挑戦での勝利。前走での格付けはA2だったが、1800メートルの持ちタイム的にも十分勝負になる。
リアライズノユメは、2歳時にエーデルワイス賞JpnIIIから兵庫ジュニアグランプリJpnIIを連勝したが、3歳以降はまったくの低迷。しかし船橋を経由して道営に転入してからは2連勝と見違えるようなレースぶり。ここがひとつの試金石となりそうだ。
やはり中央オープンから転入して赤レンガ記念4着のエイシンダッシュも上積みがあれば勝負になる。
3歳のニシノファイターは、ステイヤーズカップは6着だったが、オープン特別で斤量差が3キロあったとはいえシャイニングアワーを負かした経験があるだけに、この距離に戻って見直す手はある。
◎シャア
◯シャイニングアワー
▲カネマサゴールド
△リアライズノユメ
△エイシンダッシュ
△ニシノファイター