今年のグランダム・ジャパン古馬シーズンは大混戦。3日に行われた第5戦のビューチフル・ドリーマーカップを終えた時点で、1位サクラサクラサクラ、2位ショウリダバンザイ、3位センゲンコスモと、ビューチフル・ドリーマーカップの上位3頭が、そのままの順番で1~3位となっている。ポイントは順に、22、20、17ポイント。そして15ポイントで4位タイのエーシンクールディとロッソトウショウがこの秋桜賞に出走となるので、結果次第で順位は大きく変わる。また、昨年の3歳シーズン女王マンボビーンはまだ5ポイントだが、こことレディスプレリュードを連勝となれば優勝の可能性も残されている。
ここはやはり地元でもありエーシンクールディだろう。読売レディス杯を完勝し、断然人気に支持された兵庫サマークイーン賞はスタートでトモを滑らせてまさかの出遅れ。直線は接戦に持ち込んだが、金沢から遠征のロッソトウショウの強襲もあって3着に敗れた。しかし続く前走、笠松・くろゆり賞は、牡馬相手でも2着に大差をつける楽勝で、この馬の強さを見せつけた。あらためて地方同士なら能力が抜けていることを確認した。
ロッソトウショウは、ビューチフル・ドリーマーカップにも登録があったが、結局こちらに出走してきた。水沢に出走したほうが他地区扱いになるので同じ着順でもポイントが高いが、相手関係的なことなのか、輸送距離を考えてのことなのか、いずれにしても最終戦のレディスプレリュードは中央勢との戦いとなるだけに、女王の座を狙うならここは勝っておかなければならない一戦。もともとは中央準オープンで好走していた実力で、金沢転入後B1級まで6連勝で臨んだのが前々走の読売レディス杯だった。地方では初の一線級相手で3着に敗れたが、距離延長はプラスになるだろうと遠征した兵庫サマークイーン賞は中団待機から直線弾けて、見事に勝利を収めた。得意の距離で再び真っ向勝負。
マンボビーンは、地元の兵庫サマークイーン賞を使わずに、門別まで遠征してノースクイーンカップに出走したが残念ながら4着。相手が揃った今回は勝ち負けまでは難しそう。
読売レディス杯5着のあと特別を連勝中のスウィングダンス、名港盃を制したがその後イマイチのミヤジメーテルらが連下争い。
◎エーシンクールディ
◯ロッソトウショウ
▲マンボビーン
△スウィングダンス
△ミヤジメーテル