高知は地方競馬の中でも賞金レベルが高くはないが、にもかかわらず古馬の層が厚い。シーアクロスが佐賀・サマーチャンピオンJpnIIIに遠征して4着に入ったかと思えば、コスモワッチミーが福山・金杯を楽勝して高知勢4連覇を達成した。今回も実績馬に連勝の上がり馬がいて、勝つ可能性のある馬が半数以上いるような感じの混戦。
牝馬のパイパールヴァティを狙ってみたい。3走前にヴェガ特別牝馬を快勝、続くトレノ賞では3コーナー過ぎからコスモワッチミーと延々叩き合ってわずかクビ差及ばずという接戦。前走A-5の一般戦で3着に負けはしたものの、スタートダッシュも道中の行きっぷりもイマイチ。それでも前で競り合う2頭に迫ってクビ+ハナ差で3着。トレノ賞と同じだけ走れば、このメンバーなら十分勝負になる。
シーアクロスは、重賞初挑戦ながら1番人気に期待された福永洋一記念でコスモワッチミーに完敗の3着。しかしその実力なら、3走前の福山スプリントカップは完勝だった。さらに前走佐賀1400メートルのサマーチャンピオンを1分27秒8で走った能力なら十分にタイトルを狙える。中8日で佐賀遠征の反動がどうか。
ナムラハンターは2年前まで中央オープンの実績があり、前走のA-1特別を1番人気にこたえて完勝。高知ではまだまだ底を見せていない。
リワードアリオンは、連戦連勝でようやく前走A3B1までクラスを上げてきた。2月の黒潮スプリンターズカップは離された4着だったが、当時より確実に力をつけている。
フジヤマワカムシャは、前走は除外だったがその前のA-1特別でコスモワッチミーに3/4馬身差と迫る2着。その実力なら当然上位争いも。
A級で5戦連続連対中のマイネリスペクトは、ヴェガ特別牝馬でパイパールヴァティに3馬身差の2着。そして前走ではナムラハンターに3馬身差の2着。今回も連下争いまでか。
◎パイパールヴァティ
◯シーアクロス
▲ナムラハンター
△リワードアリオン
△フジヤマワカムシャ
△マイネリスペクト