NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
西日本の各地区から楽しみなメンバーが遠征してきた。そのぶん、地元福山勢にとっては厳しい戦いになりそうだが。
兵庫のパーフェクトランの実績が断然だ。JRA準オープンから兵庫に転厩し、3連勝で六甲盃を制覇。前走、兵庫大賞典は2着だったが、勝ったのがオオエライジンでは相手が悪すぎた。
笠松のエーシングレーソロは、こちらはJRA1000万下から転厩してA2特別とA1特別を連勝。特に前走は、シルバーウインド、スウィングダンス、マルカハンニバルら、重賞常連組をあっという間に置き去りにするという強い内容。重賞初挑戦でのタイトルを狙う。
グランシュヴァリエは積極的に遠征を続け、さすがにダートグレード級では苦戦を強いられるようになってきたが、地方同士の重賞ならまだまだやれる。3月には福山・ファイナルグランプリを圧勝しているだけに、上記2頭をまとめて負かす可能性も十分。
リワードレブロンは、黒潮菊花賞を制して高知県知事賞3着、二十四万石賞3着など重賞実績がありながら、前走福山のB1B2特別で1番人気に支持されながら3着。実力的には重賞でも十分やれるはずで、再度福山コースで巻き返しを狙う。
レイズミーアップは、道営から昨年暮れに佐賀に転厩してオープン特別を3勝。このメンバーに入ってどこまでやれるか。
地元の期待は、前走福山記念2着のグラスヴィクターだが、ファイナルグランプリでグランシュヴァリエに7馬身ちぎられているだけに、ほかに有力馬が多数遠征してきているこのメンバーで、馬券圏内を確保できるかどうか。
◎パーフェクトラン
◯エーシングレーソロ
▲グランシュヴァリエ
△リワードレブロン
△レイズミーアップ
△グラスヴィクター