フルゲート10頭に、高知から3頭、船橋、金沢から各1頭が遠征、笠松では最高賞金の地方全国交流らしいレースになった。
ここは金沢から遠征のジャングルスマイルに期待したい。ダートグレードではちょっと壁が高いかなというのが見えてしまい、前走スプリングカップでもナムラダイキチとの一騎打ちに敗れてしまったが、地方同士でこのメンバーならタイトルを狙えるだろう。2600メートルの北國王冠ではナムラダイキチをクビ差でしりぞけた経験もあり、2500メートルという距離は望むところだろう。
相手には高知のタンゴノセック。南関東では重賞入着級で、高知に移籍後重賞3勝。前走二十四万石賞は、逃げ粘るチュニジアンブルーをゴールギリギリのところでとらえた。辛勝ではあったが、あらためて高知古馬ナンバー1をアピールしたといっていいだろう。高知勢は2008年のこのレースでスペシャリスト、サンエムウルフが1着3着と大健闘。今回は3頭が遠征しているだけに、その再現があるかもしれない。
船橋のタートルベイは、金沢時代に長丁場の北國王冠と中日杯を連勝したが、その後移籍した南関東では重賞で惜しいレースがあっても勝ち星を挙げられないまま。前々走金盃での2着も展開に恵まれた感じで、上記2頭と互角の勝負とまでいくかどうか。
地元勢では、東海桜花賞、東海ゴールドカップと重賞2勝のエイシンフレンチ、オープンで常に上位争いのエイシンブイダンスのエイシン軍団2頭がどこまで迫れるか。
高知勢ではもう1頭、成績にムラがあるものの、高知県知事賞ではタンゴノセックを振り切って制したキングサラディンの大駆けがあるかどうか。
◎ジャングルスマイル
○タンゴノセック
▲タートルベイ
△エイシンフレンチ
△エイシンブイダンス
△キングサラディン