NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
地元勢も東海勢も粒ぞろいのメンバーが揃った。
ここはこのレース連覇のかかるマルヨフェニックスから。昨年の六甲盃以降は3戦していまひとつ勝ちきれないレースが続いているが、それでも勝負にはじゅうぶんからんでいる。何より園田は得意としているコースで、重賞ばかり6戦して負けたのは09年のJBCクラシックのみ。地方同士では負けていない。ここで勢いを取り戻したいところ。
相手にも笠松のエイシンフレンチ。芝ではあるものの中央オープンの実績があり、移籍後も東海菊花賞、東海ゴールドカップと東海地区の主要重賞で2勝を挙げ、実際に東海ゴールドカップではマルヨフェニックスを3馬身ちぎっている。
兵庫勢で期待したのは4歳のホクセツサンデー。オオエライジンには歯が立たなかったものの、昨年秋以降に力をつけ、終盤には楠賞、園田金盃と古馬相手の重賞を連勝。新春賞ではクールフォーマにアタマ差とらえられたが、実力的にはオオエライジンに近づいたといってもいいかもしれない。
中央から転入してA1特別を2連勝のパーフェクトランも、園田では底が割れていない怖さがある。
クールフォーマは前走こそパーフェクトランの4着に敗れたが、それまでは中央から転入後3連勝。その3連勝目となった新春賞ではホクセツサンデーやエーシンブランを負かした実績があるだけに、ここでも首位を争う力はある。
◎マルヨフェニックス
○エイシンフレンチ
▲ホクセツサンデー
△パーフェクトラン
△クールフォーマ