NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
フクイズミはこのレース6年連続の出走で、これまで1、2、4、4、1着という成績。2着だった4年前は3番人気だったが、それ以外は1番人気。この馬の実力を考えれば当然のことだろう。4着、4着の年は最大40キロのハンデ差があって負けたが、昨年勝ったときも最大40キロ差。勝因は、早めに障害をクリアできるようになったこと。昨年も障害の下でじっくり溜めたが、先頭のエンジュオウカンからほとんど差なく2番手で障害を降りた。そういうタイミングで越えれば、この馬にかなう馬はいない。今回ハンデ差は最大30キロで、その30キロ差はダイリンビューティ1頭だけ。連覇の可能性はかなり高い。
相手には一昨年の覇者エンジュオウカン。そのときはフクイズミより30キロ軽く、昨年は10キロ軽いだけで4着だった。今年も同じく10キロ差だが、フクイズミ以外の馬との比較では、やはり重賞やオープンでの実績には光るものがある。
昨年3着だったユーファンタジーが、やや格下ではあるもののここに来て好調だ。フクイズミとは、昨年と同じ20キロ差。チャンスは十分。
穴を狙うなら、前走オープン1組で7着も、ニシキダイジンなど一線級相手にそれほど離されていないアグリミズキ。3カ月ぶりの実戦となるホクショウマドンナ。
◎フクイズミ
◯エンジュオウカン
▲ユーファンタジー
△アグリミズキ
△ホクショウマドンナ