NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
重賞勝ち馬が3歳の2頭のみで、力関係を計るのがなんとも難解な一戦。ここは重賞初挑戦でもエーシンブイムードを狙ってみたい。中央時代は地方の条件交流も含めて3勝を挙げ、今年4月に兵庫に転入。8月には牡馬のトップクラスを相手にA1特別を連勝し、前走も2着。牝馬同士なら実力は上位だ。
笠松のマルヨシロワインの前走は、牡馬の一線級に混じっての姫山菊花賞で、勝ったタガノサイクロンからコンマ4秒差の4着。今回、同じ園田の1700メートル戦でもあり、やはり牝馬同士ならあっさり勝ってもまったく不思議はない。
キューティガビーは中央で芝・障害ともに未勝利から転入し、前走B1まで9連勝中。底を見せていない魅力十分。
3歳馬ではリジョウクラウンがどうか。前走レディスプレリュードの惨敗はしかたないが、古馬との対戦では3走前の兵庫サマークイーン賞で3着。勝ったエーシンクールディにはさすがに離されたが、2着のキーポケットには2馬身半差で3着。その結果だけを見れば、このメンバーなら勝負になりそう。ただ今回は前で競り合うような馬がいなさそうなだけに、後半の末脚勝負のこの馬には展開がちょっと厳しいかもしれない。
ミミちゃんは、古馬一線級との対戦こそないものの、6月以降は中央挑戦を除けばいずれも3着以内と安定した成績。連下には押さえておきたい。
◎エーシンブイムード
◯マルヨシロワイン
▲キューティガビー
△リジョウクラウン
△ミミチャン