NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
2歳時はデビューから3連勝で九州ジュニアグランプリを制したリョウマニッポンだが、半年の休養から復帰した今春はいまひとつの成績。しかし九州ダービー栄城賞の3着できっかけをつかんだのか、その後は古馬B2特別で2、1、2着。古馬B級でレースをしている馬がほかにいないことからも実力最上位と見る。
恐いのが高知から遠征のセトノジェントル。中央未勝利から転入して、10戦7勝、2着2回、3着1回。そのうち福山への遠征でも3戦3勝という成績から、ここでも勝負になって不思議はない。ただ地方では1400メートルまでしか経験がないのが気になるところ。
スペシャルドリームは、九州ダービー栄城賞7着や、7月の古馬C1戦での大敗などあまり目立つ馬ではなかったが、JRA小倉遠征を挟んで、8月に古馬C1戦初勝利を挙げると、前走ではやはり古馬C1戦で7馬身差の圧勝。ここにきて急激に力を付けている可能性はある。
ドゥルキスは、中央未勝利から転入して3歳戦を僅差の決着で3連勝。3歳馬同士とはいえ、はじめての重賞でどこまでやれるか。
ジョールーチェは荒尾の古馬C級で4連勝中。特に前走は6馬身差の完勝という内容なだけに、同じく初めての重賞でどうか。
◎リョウマニッポン
○セトノジェントル
▲スペシャルドリーム
△ドゥルキス
△ジョールーチェ