NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
山口勲騎手が手綱をとっていた有力馬3頭がかち合い、選んだのはやはりマンオブパーサーだった。取りこぼしはあるものの、佐賀ではダートグレードを除けばいまだ3着を外したことがないという安定した成績。昨年のこのレースは3馬身差の完勝で、サマーチャンピオンJpnIIIでもトップハンデのスーニをしりぞけ3着に食い込んだ。今年も無事にここを通過してサマーチャンピオンJpnIIIで上位を狙いたい。
オリオンザドンペリは、中央時代は芝の短距離~中距離を使われ、準オープンで3着という実績。佐賀転入後は1400メートルで2連勝とまだ底を見せていないだけに、いきなり佐賀の頂点に立つ可能性もある。
怖いのがサクラリボルバー。佐賀では18戦17勝。唯一3着に負けたのは、これまででもっとも長い1800メートルの距離だった。前走でA2特別まで突破。重賞初挑戦となるが、4連勝中の勢いでここも一気に突破するかもしれない。
クリムゾンベガは、中央では芝のみを使われ準オープンでまで出世。転入初戦を制し、前走黒髪山特別はオリオンザドンペリに半馬身差の2着。実力的にはそれほど差はない。
カミノチカラは、九州スーパースプリントシリーズで常に上位を賑わし、前々走2000メートルのA1特別ではマンオブパーサーを相手に勝利。重賞では2度の3着が最高という成績で、ここでも上位争いには食い込める。
◎マンオブパーサー
○オリオンザドンペリ
▲サクラリボルバー
△クリムゾンベガ
△カミノチカラ