今年も福永洋一記念が行われる。昨年に引き続き、ご本人と福永祐一騎手が来場。そして今年は第3レースの条件交流に祐一騎手が騎乗する。もしかして、洋一さんが祐一騎手の騎乗を生で観戦されるのは、96年の全日本新人王争覇戦(祐一騎手は2着)以来ではないかと思うのだが、どうだろう。
昨年第1回のこのレースを制したフサイチバルドルは、昨年1年間だけで重賞を5勝という快進撃だった。今シーズンも3カ月ぶりとなった初戦のA-1特別を制して順調な滑り出しを見せたが、断然人気に支持された二十四万石賞は3コーナーあたりからついていけなくなり、まさかの6着。
中心には、重賞未勝利だがサムデイシュアーを取り上げてみたい。二十四万石賞からは上位3着までが今回不在で、出走馬の中ではこの馬が最先着。近走での勝利は前々走のB-1特別のみだが、昨年末は船橋に遠征して4着、高知県知事賞でも2着、年明けのA-1特別でもポートジェネラルのクビ差2着と、一線級で活躍していた馬。ダイオライト記念JpnIIからの連闘になるが、厳しいレースを経験してきた可能性に賭ける。初めてこの馬の手綱をとる中西達也騎手にも期待だ。
相手筆頭はフサイチバルドル。当然この馬の実績を考えれば外すことはできない。
ポートジェネラルも実績的には勝っておかしくない馬。前走東京スプリントJpnIIIは出遅れたことでまったく見せ場がなかったが、地元高知なら常にトップ争い。10年2月の黒潮スプリンターズカップ以来の重賞制覇がかかる。
A級でも上位争いができる力をつけてきたバンクレイド、前走A-2戦で高知初勝利のイーグルビスティー、高知で3着を外したのは2年前の高知優駿のみというリワードブライトンなど、手広く狙ってみたい。
◎サムデイシュアー
○フサイチバルドル
▲ポートジェネラル
△バンクレイド
△イーグルビスティー
△リワードブライトン