今シーズンの東海地区3歳戦線は大混戦だ。2歳時からここまで、重賞は笠松で4戦、名古屋で3戦行われているが、そのうち1番人気の連対が4戦あるものの、あとの3戦は3番人気以下同士での決着となっている。重賞2勝は牝馬のミラノボヴィッチのみだが、そのミラノボヴィッチにしてもここ2戦は大敗という状況だ。
ここはマルヨコンバットの巻き返しに期待したい。秋風ジュニアを圧勝し、単勝元返しで臨んだ金沢・兼六園ジュニアカップは3コーナー過ぎで楽勝かと思ったところ、4コーナーで外に逸走して2着。前走ゴールドジュニアは2番人気に支持されながら見せ場なく7着に敗れたが、3か月ぶりの久々の実戦だった。ひと叩きして重賞初制覇を狙いたいところ。
人気になるのはアポインホープだろうか。昨年12月以降は5戦4勝、2着1回と安定した成績。前走スプリングカップは6番人気という低評価ながら、2番手追走から直線で抜け出すという正攻法の強い勝ち方だった。今回はマークされる立場になってどうか。
2歳時にゴールドウィング賞を勝ったミサキティンバーは、その後に重賞で2着2回。前走スプリングカップは7番人気でアポインホープの2着だった。展開に左右されるタイプだけに、これといった逃げ馬がいない今回、前走のようにゴール前の追い込みに賭ける競馬では少々厳しいかもしれない。
オーナーシップはここまで11戦してそのうち10戦が3着以内という安定した成績。重賞でも3戦して3、3、4着と堅実に走っているだけに、ここでも馬券圏内は十分に狙える。
オグリシュンコーは重賞初挑戦となったスプリングカップで1番人気に推されながら3着に敗れたが、今回人気を落とすようなら配当的に狙っておもしろそう。
◎マルヨコンバット
○アポインホープ
▲ミサキティンバー
△オーナーシップ
△オグリシュンコー