NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
トーセンマエストロに笠松初勝利&重賞初制覇のチャンス。中央準オープンから夏に笠松に転入し、ここまで6戦してA2特別で2着、重賞で3着が2回という成績。その重賞での2度の3着は今回と同じ笠松1400メートル。11月の笠松グランプリでは、マルヨフェニックス、キングスゾーンという全国区の活躍馬に続く3着だっただけに、重賞としてはやや軽いメンバーとなった今回はチャンス大。前走、船橋に遠征した総の国オープンは、着順こそ8着だったが勝ったキングスゾーンからコンマ7秒差とそれほど負けているわけではない。
エーシンアクセランにもチャンスは十分。地元笠松の重賞で2着、3着という善戦が何度もあり、昨年6月のサマーカップでようやく重賞初制覇。10月のスプリントではトーセンマエストロ(3着)に先着する2着。3走前の笠松グランプリでは、3着のトーセンマエストロからコンマ7秒差の7着に敗れた。いずれも斤量は57キロと同じで、勝ったり負けたりの互角の成績。ただエーシンアクセランはここ3戦ともに勝ち馬から1秒以上の差で負けているだけに、トーセンマエストロのほうを上位にした。
昨年終盤、中央から金沢に転厩したトウショウガナーは、その初戦となった金沢A2特別を勝利。中央準オープンの力があれば、今回のメンバーなら十分に勝負になる。
連下の穴的な狙いなら兵庫から遠征のゲイリーディライト。秋以降はいまひとつの成績だが、6月の笠松・サマーカップでは9番人気ながら、エーシンアクセランの2着があった。今回のメンバーもサマーカップと同じようなレベルなだけに、好位から粘れる展開になれば上位争いに食い込んでくる可能性はある。
◎トーセンマエストロ
○エーシンアクセラン
▲トウショウガナー
△ゲイリーディライト