NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
ダービーグランプリを勝って岩手の新3冠を達成したロックハンドスターが、桐花賞制覇をかけて古馬に挑む。初めての古馬との対戦となった9月27日の盛岡ダート1800mのA級一組戦では、3~4コーナーで外から先頭をうかがったサクラマジェスティに食らいついたが、最後は1馬身半離されて2着に敗れた。しかしロックハンドスターのその後のダービーグランプリのレースぶりを見れば、当時より力をつけていることは確実で、古馬も含めた岩手の頂点に立つ可能性はかなり高い。
そのサクラマジェスティは、中央1000万下から今シーズン岩手に転入し、初戦こそ3着だったもののその後は7戦連続連対とまだ底を見せていない。ただ水沢では4戦して前走が初勝利。ダートでは2000mが今回初となるだけに不安もある。
コアレスレーサーは、マーキュリーカップJpnIIIで地元最先着の4着。とはいえ3着のロールオブザダイスから8馬身も離されていた。しかしその後はA級一組と重賞で3、1、2、1着。3走前にはサクラマジェスティに3馬身差をつけて勝っているだけに、サクラマジェスティと同程度かそれ以上、つまりはロックハンドスターが相手でも上位を争えるだけの力はある。
メイホウホップは南関東A2特別を勝って転入。初戦こそコアレスレーサー、サクラマジェスティから離された3着だったが、水沢に替わった北上川大賞典ではコアレスレーサーに1馬身半差をつけて重賞初制覇。続く前走ではコアレスレーサーに3馬身差の2着に敗れたが、まだ勝負付けは済んでいない。ロックハンドスターと勝負になりそうなのはここまで3頭だろう。
◎ロックハンドスター
○サクラマジェスティ
▲コアレスレーサー
△メイホウホップ