NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
福山2歳優駿も牡馬がリニアステップ1頭のみだったが、そこから2、3着馬が抜けて2頭が加わったものの、やはり今回も牡馬はリニアステップのみというメンバー構成。
ここは、福山2歳優駿を圧勝したユメミルチカラと、距離が今回と同じ1600メートルに伸びた12月11日の2歳1組戦で、そのユメミルチカラを差し切ったムツミマックスの一騎打ちだろう。
その前走で敗れたとはいえ、ユメミルチカラの雪辱に期待したい。前走の敗因は、スタート後にビクトリーロマンと競り合ってやや折り合いを欠いたことに加え、ムツミマックスより1キロ重い斤量もあった。今回は再び同じ53キロ。一度距離を経験し、血統的にもマイルで長いということはない。
ムツミマックスはデビュー4戦目で初勝利を挙げ、福山2歳優駿でも7番人気で4着と、当時はあまり目立つ存在ではなかった。ところが前々走で2勝目を挙げ、そして初の1600メートルとなった前走でユメミルチカラを差し切り、急激に力をつけたところを見せた。今回はユメミルチカラと同重量に戻るが、勢いを見せつけるかどうか。
以下は実力的に差がありそうだが、リニアステップは近2走でムツミマックスから0秒5差、0秒8差とそれほど離されてはいない。ゴールドキャンドルは前走の1600メートル戦で、2着のユメミルチカラから2馬身半差の3着。この2頭が馬券圏内を狙う。
◎ユメミルチカラ
○ムツミマックス
▲リニアステップ
△ゴールドキャンドル