NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
やはり実績ではムツミマーベラスが断然だ。ここまで17戦15勝。負けた2戦、福山ダービー2着は休養明け初戦からの連闘、鞆の浦賞はレース中の鼻出血と、ともに敗因ははっきりしている。その鼻出血明けの前走、古馬A2特別もきっちり勝っているだけに、普通にレースができれば、同世代相手なら負けないだろう。
相手は、やはり福山ダービーでムツミマーベラスに土をつけたフォーインワン。この世代はムツミマーベラスがほとんどのタイトルを持っていっているような印象があるが、フォーインワンもいつの間にか重賞4勝。前走のA2特別ではムツミマーベラスに1馬身半差で2着に敗れているが、重賞実績のある5歳牝馬サンディナナ(3着)には7馬身もの差をつけた。この2頭はすでに古馬オープンでも戦える力があると見てよさそうだ。
2強の一角崩しを狙うのが、重賞初挑戦となった鞆の浦賞でフォーインワンをクビ差でしりぞけたウィークリーショウ。今年4月以降、急激に力をつけクラスを上げてきた。ここで2強と真っ向勝負なら、その実力は本物だ。
ビクトリーヒマワリは重賞勝ちこそないものの、重賞には8回出走していずれも掲示板を確保。通算でも35戦して掲示板に載れなかったのはたった1度だけという安定した成績。連下なら可能性はある。
マリンケハラッショも、重賞に2度出走して、福山チャンピオンシップ、鞆の浦賞でともに3着と好走している。
◎ムツミマーベラス
○フォーインワン
▲ウィークリーショウ
△ビクトリーヒマワリ
△マリンケハラッショ