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斎藤修NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。

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【11/5名古屋・ゴールドウィング賞】将来性感じるリンドドレイク
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 10月19日の名古屋第6レースで行われた2歳特別を勝った笠松のリンドドレイクか、続く第7レースの若駒特別を勝った名古屋のナラセジンダイコか、という対決。
 そのリンドドレイクは、好スタートも4番手に控えての追走。3~4コーナーで持ったまま先頭に並びかけ、直線を向いて軽く気合をつけられるとあっという間に突き放した。2着ブライトヒーローとの着差は4馬身だが、直線突き放したところで東川騎手はすぐに手綱を抑えているだけに、最後まで追われていればさらに差は広がったはず。将来性を感じさせるレース内容だけに、こちらが本命。
 若駒特別でのナラセジンダイコは、先行争いが激しくなるなか5~6番手にじっくり控え、向正面から早めに進出。直線まで逃げ粘っていたサウスギャラクシーを、ゴール前のひと伸びで交わし切った。ロングスパートから最後まで長く使える脚は魅力的だ。
 笠松・ジュニアクラウンで接戦を演じたモエレトゥループ、モエレスペクタクルの2頭もチャンスは十分。モエレトゥループは先行集団からやや離れた7番手あたりを追走し、笠松コースではやや仕掛けが遅いかと思わせる3~4コーナーから進出。直線では内に刺さるところを吉井騎手が何度も立て直しながら差し切った。まだまだ若さが残り、持てる力を十二分に発揮できていないレースぶりだっただけに、それが解消されればさらに上が狙える存在。
 モエレスペクタクルは、向正面から競りかけられる展開で最後までよく粘った。
 ここまで4頭のうち、逃げるのはモエレスペクタクルだけで、それに競りかけていく馬がいるのか、それとも上位3頭がうしろで牽制しあうのか、そうした展開にも結果は左右されそうだ。
 中央や南関東に積極的に遠征を繰り返すモエレウェバリング、デビューから2連勝のあと、3戦目でリンドドレイクに先着されただけというブライトヒーローらも上積みがあれば上位争いに加わってくるかもしれない。

 ◎リンドドレイク
 ○ナラセジンダイコ
 ▲モエレトゥループ
 △モエレスペクタクル
 △モエレウェバリング
 △ブライトヒーロー

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2010/11/04
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