重賞4勝を含め、目下7連勝中のフサイチバルドルが断然だ。前々走の珊瑚冠賞は、3~4コーナー単独先頭のスパイナルコードを追いかけ、4コーナー手前で捕えると、直線ではあっという間に突き抜けて6馬身差をつける完勝。前走のA-1特別でも3~4コーナーで前をとらえ、直線で抜け出す末脚は際立っていた。よほどの調子落ちかアクシデントでもない限り同じメンバーには負けないだろう。
相手はジョインアゲンかスパイナルコードか迷うところだが、ジョインアゲンを上にとる。昨年中央から転入し、地元高知では下級条件から10戦して7勝、2着2回、3着1回。A級でも常に上位争いで、3着に負けたのは2400メートルの高知県知事賞。地元高知は今年1月以来久々の出走で、それ間、ダートグレードに遠征して一線級のメンバーに揉まれてきた経験が生きるはずだ。フサイチバルドルとは未対戦なだけに、逆転の可能性も考えたい。
スパイナルコードはA級特別や重賞では常に上位争いの安定した成績だが、近走のレースぶりではフサイチバルドルにはどうやってもかなわない感じ。馬券圏内は堅いが、よほど展開に恵まれるなどしなければ頭までは難しそう。
建依別賞では1番人気のスパイナルコードを5着に下して勝利したサウロビスティーだが、勝つときは強いが負けるときはあっさりというタイプ。フサイチバルドルと対戦したトレノ賞では9着に負けているだけに、このメンバーに入ると厳しそう。
前々走のA-1特別でフサイチバルドルの2着に好走したリロだが、そのときは斤量にも恵まれていた。ここ6戦、A級に入って掲示板を外さない堅実な成績だが、今回のメンバーと斤量では連下争いまで。
◎フサイチバルドル
○ジョインアゲン
▲スパイナルコード
△サウロビスティー
△リロ