NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
このレース連覇のかかるマルヨフェニックスが、4か月ぶりに実戦に戻ってきた。今年初戦の川崎・報知オールスターカップこそ1番人気に支持されながら、らしくないレースで8着に敗れたものの、その後は遠征なども含めて5戦3勝。負けたのは、中央馬相手の名古屋大賞典JpnIII・4着と、キングスゾーンに半馬身差競り負けた水沢・シアンモア記念。地方同士の交流で定量戦なら負けられないところ。
地元の意地を見せたいのがバンバンバンク。重賞では常に注目されながらもなかなか勝ち星が遠く、最後に重賞を勝ったのは昨年正月の新春杯。そのときに手綱をとっていた木村健騎手に戻って変り身を期待したいところ。
中央から転厩して7戦5勝のマルサンチーフも人気になりそうだが、負けた2戦がいずれも重賞で、勝ち馬から1秒以上の差をつけられていた。その2戦の相手関係からも、マルヨフェニックスが相手では分が悪い。2連勝中の勢いでどこまで迫れるか。
9歳のモエレトレジャーが、ここ5戦で4連対と好調。兵庫に来てからは、夏場に好成績を残している。10月とはいえ、まだまだ20度を超える日が続いているだけに、マイペースで先行すれば粘りこむ場面は十分に考えられる。
タマモリターンは、摂津盃4着、園田チャレンジカップ5着と重賞で善戦しているが、勝ち星はA2まで。ここも連下まで。
◎マルヨフェニックス
○バンバンバンク
▲マルサンチーフ
△モエレトレジャー
△タマモリターン