今年の福山2歳世代の絶対的ナンバー1と思われていたビクトリーロマン。6戦5勝、2着1回で臨んだ10月10日の2歳1組戦は、ムツミマックスに競りかけられて厳しいペースになったようで、3コーナーからずるずる後退して大差のしんがり負け。それまでビクトリーロマンの1250メートル戦の勝ちタイムでもっとも速かったのが前々走の1分23秒8。そしてビクトリーロマンが大敗したレースの勝ちタイムは1分21秒3。一気に2秒以上も早い決着となった。たたこのときの馬場は不良。それまで唯一の敗戦だったデビュー2戦目も重馬場だったことから、もしかして道悪は不得意なのかもしれない。ピンポイント予報を見ると、日曜日もレース当日の月曜日も曇時々雨。微妙だ。どの程度の馬場になるのだろう。
ここはその10月10日の2歳1組戦の勝ち方があまりにも鮮やかだったユメミルチカラを本命にする。ユメミルチカラは前々走で園田プリンセスカップに遠征。2番手につけ、向正面では先頭に立とうかという場面もあり、さすがに直線では力尽き7着に敗れたが、レベルの高い相手との厳しいペースを経験したことで力をつけたと見る。
ビクトリーロマンも前走が例外的な厳しい展開だったと見れば、まだチャンスはある。どちらが勝つにしても、その勝ちタイムがどのくらいになるかに注目だ。
10月10日の2歳1組戦でユメミルチカラとともに伸びてきて1馬身半差の2着に入ったラピッドリーサンが3番手。そのレースで3着に7馬身差をつけていたこと、デビューから8戦して3着以内が6回という成績からも、現状ではこの馬が3番手の存在。
ここまで3頭の勝負となりそうだが、出走馬中唯一の牡馬リニアステップにはビクトリーロマンの2~4着が4度あり、前々走で上記3頭が不在の2歳1組戦を勝利という実績は、一角崩しの可能性も十分。
◎ユメミルチカラ
○ビクトリーロマン
▲ラピッドリーサン
△リニアステップ