NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
地方全国交流として今年復活したダービーグランプリ(11月22日・水沢)へ向けての一戦。
ロックハンドスターの前走、古馬A級一組戦は、2番手追走から3コーナーで先頭をうかがい、そのまま突き放すものかと思われた。しかし直後でマークしていたサクラマジェスティに並びかけられると、直線ではじわじわと離され、抵抗もできないような感じで1馬身半差をつけられ2着に敗れてしまった。映像だけではわからないが、地元ファンの悲鳴が聞こええくるようだった。しかし今回は同世代同士の定量戦。ダービーグランプリで他地区からの遠征勢を迎え討つためにも、ここは負けられない一戦。
相手にはイシノウォーニング。阿久利黒賞ではロックハンドスターに6馬身差の2着で、その後はしばらく勝ちきれないレースが続いた。しかし、3歳同士のサファイア特別を大敗したあと、8月後半から古馬B1一般戦と、B1特別を連勝。前走は3着だったが、サファイア賞を勝ったゲンパチオブラヴよりはるか前でゴール。調子を上げて臨む一戦だけに、2着争いの筆頭と見る。
オウシュウサンクスは、中央2戦未勝利から今シーズン転入して8戦6勝、2着1回という上がり馬。1600メートルまでしか経験がないところが気になるが、距離を克服できれば好走も期待できそう。
ひまわり賞を10馬身差で圧勝したコンゴウプリンセスだが、その後の2戦は大敗。巻き返しに期待したいところ。
中央未勝利から転入して下級条件を2連勝のラナイダンスがこのメンバーに入ってどこまでやれるかも楽しみなところ。
◎ロックハンドスター
○イシノウォーニング
▲オウシュウサンクス
△コンゴウプリンセス
△ラナイダンス