NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
夏に強いスパイナルコードの出番だ。夜さ恋ナイターがスタートした昨年、トレノ賞から破竹の6連勝と快進撃。その後はオープンクラスではなかなか勝てないレースが続いたが、今年6月6日のA1特別を制して復活。そこからは5戦3勝、2着2回と堂々の成績だ。トレノ賞こそフサイチバルドルに4馬身差をつけられての2着だったが、そのフサイチバルドルが不在のここなら、連覇の可能性も十分だろう。
狙っておもしろそうなのが、大井から転入4戦目となるサウロビスティー。トレノ賞こそ9差惨敗だったが、前走のA-2戦は2番手追走から3コーナー手前で先頭に立つと、直線では一瞬にしてオリジナルステップとの差を広げての楽勝だった。中央1勝、大井1勝という実績だが、高知なら重賞でも通用する素質はありそうだ。
昨年の3歳3冠馬グランシングは、昨年の11月以来勝ち星から遠ざかっているが、ここ5戦のA-1特別や重賞はすべて3着以内に善戦。トレノ賞は2着のスパイナルコードにクビ差の3着、前走も勝ったスパイナルコードに1馬身及ばずの2着。勝ち切れない面はあるが、確実に上位には食い込んでくる。
グッドヘラクレスも、オッズパークグランプリ2010への遠征を除けば、近走は地元もオープン級で常に善戦。グランシングと力差はほとんどない。
ゲイリージュピターもこれらに続く存在。展開次第では馬券圏内もあるかもしれない。
◎スパイナルコード
○サウロビスティー
▲グランシング
△グッドヘラクレス
△ゲイリージュピター