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斎藤修NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。

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【5/21高知・黒潮皐月賞】底を見せていないナロウエスケープ

 高知では、かつてサラブレッド2歳馬の重賞として金の鞍賞が行われていたが、今年、3歳元旦の重賞として復活。しかしそこを勝ったフジペガサスは中央に戻り、今回、その金の鞍賞組からは最先着3着のフォーティマッス以下4頭のみ出走という難解なレース。
 さらに、福山から2月に転入したマルチトップセダンは重賞2戦の経験があるが、6、5着と、トップクラスとはやや差があった印象。
 ここまで目立った活躍馬がいないメンバーなら、新興勢力を狙ってみたい。中心は、ナロウエスケープ。中央未勝利からの転入初戦は8馬身差の圧勝。3着にはさらに大差がついていた。そして前走3歳3組特別でも、楽にハナを奪うと、直後を追走してきたプラウドメアリーを直線で楽に突き放した。1300メートルの勝ちタイム1分24秒5も優秀だ。まだまだ底を見せておらず、この先の楽しみは大きい。
 相手には、やはり金の鞍賞最先着のフォーティマックス。前々走は古馬のC1-3組で2着という成績があり、当然のことながらメンバー中では格付け最上位での実績。
 3番手には、金の鞍賞4着のモルフェキープイオフ。この馬も前走古馬C2-1組で2着と好走。金の鞍賞のあとは、9戦して一度も3着を外さない堅実な成績。今回も上位争いは確実だろう。
 エイダイジャンプは、古馬との対戦こそないものの、3歳1組戦を3連勝中。この馬も大崩れのない成績で、急激に力をつけていれば、一発があるかもしれない。
 コスモストラヴィンも中央未勝利からの転入組。高知では5戦4勝、2着1回。先着を許したのは前述のエイダイジャンプのみ。高知では2戦目から手綱をとっていた倉兼育康騎手がモルフェキープオフのほうを選んだため、狙いを下げた。
 ◎ナロウエスケープ
 ○フォーティマックス
 ▲モルフェキープオフ
 △エイダイジャンプ
 △コスモストラヴィン

2010/05/20
重賞予想
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