過去5年、1番人気か2番人気のどちらかは連対しているものの、04年を除けば5番人気以下の人気薄も連対していて、なかなか人気どおりには決まらない難解なレース。
昨年1番人気ながら5着だったスズノクロヒョーの雪辱に期待したい。前走、昨年の霧島賞以来久々の実戦となった佐賀での条件交流バルーンカップは、向正面で先頭に並びかけると直線楽々と突き放す圧勝だった。叩き2戦目の今回は、さらに上積みが見込めそう。鞍上は引き続いて佐賀の山口勲騎手。
対するのは鮫島克也騎手のカミノチカラ。昨年末の中島記念3着など、佐賀でオープンクラス上位の実力があり、前走トライアルの大隅特別もJRA勢相手に差し切り勝ち。佐賀でリーディングを争う名手による争いと見る。
07年度の霧島賞(馬インフルエンザの影響で08年1月に実施)3着に続き、昨年も3着だったテイエムヨカドーは、常にJRAの500万クラスで善戦を続け、前走でようやく勝利。昨年より力をつけ、上位争いにからんできそう。ただこの馬の場合、連対実績が1200メートルにしかなく、この距離はちょっと長いのかもしれない。
テイエムジカッドは、昨年はJRA所属でこのレースを制し、その後荒尾に移籍して近2走のA級特別を連勝と好調。
カシノヨウスケは、バルーンカップでスズノクロヒョーの2着、前走トライアルのえびの特別を制してここに臨む。昨年4着以上の結果を目指したいところ。
◎スズノクロヒョー
○カミノチカラ
▲テイエムヨカドー
△テイエムジカッド
△カシノヨウスケ
6日に行われたJRA札幌のすずらん賞。前日に札幌2歳ステークスが行われたこともあり、JRA勢はやや手薄なメンバーで、ホッカイドウ競馬勢が勝つならここだろうと思っていたのだが、まさかホッカイドウ勢6頭の中でも最低人気、単勝9820円のビービーエーディンとは驚いた。芝・ダートの適性というものはやってみなければわからないということをあらためて感じさせられた。
さて、ブリーダーズゴールドジュニアカップだが、3連勝中のミラクルエースが残念ながら回避。ここは8月26日のスタチューオブリバティ賞の上位2頭の争いとなりそうだ。そのスタチューオブリバティ賞では、スローな流れから直線でポシビリテが抜け出し、オノユウがなんとか2着を確保。ただオノユウはプラス14キロでいかにも動きが重かった。絞ってくれば直線でのキレでは劣らないと見る。もともとオノユウは、距離が伸びてからと言われていた馬でもある。
ブンブイチドウも差はない。父アフリートだけに芝で期待された前走JRAクローバー賞は残念ながら7着。前々走マヤノトップガン賞は好タイムで逃げ切っていたように、やはりダートでこそという馬のようだ。母父アサティスのほうが強く出ているのかもしれない。
ヤングチャレンジカップ2、3着のニューブラウン、ゴールドオリーブは3着候補。
◎オノユウ
○ポシビリテ
▲ブンブイチドウ
△ニューブラウン
△ゴールドオリーブ