NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
福山・ファイナルグランプリに遠征したセトノヒット。3コーナーで先頭に立ち、ナムラベンケイを振り切るというレースぶりは見事だった。とはいえ、高知では2月のだるま夕日特別で、勝ったフサイチバルドルから1秒2も離された3着に負けているだけに、素直に中心とは言いがたい。
そこで本命はマリスブラッシュ。二十四万石賞は2年連続2着。今年こそはぜひとも勝ちたいところだろう。年明け以降、黒船賞JpnIIIを度外視すれば4戦2勝で連対をはずしたのは3走前のだるま夕日特別の4着のみ。セトノヒットには先着されたがわずかクビ差。前走マーチ特別はトサローランの2着と引き続き好調だ。
セトノヒットもファイナルグランプリを制した勢いで、高知でも重賞制覇といきたいところだろう。
ロマンタッチは、今回と同じ距離の昨年の珊瑚冠賞で3〜4コーナー一気のマクリを見せ、オリジナルステップの3/4馬身差2着。展開次第では一発がありそうで、まさに単穴タイプの馬。
ビッグインディは、前走マーチ特別では勝ち馬から大きく離された5着に敗れたが、兵庫ではオープンクラスでの4勝に加え、六甲盃2着の実績は侮れない。
アタゴビッグマンは、高知では転入初戦のE級選抜戦しか勝っていないものの、川崎のオープン(6着)、ダイオライト記念JpnII(9着)とハイレベルなレースで揉まれた経験を生かせば勝負になる。
◎マリスブラッシュ
○セトノヒット
▲ロマンタッチ
△ビッグインディ
△アタゴビッグマン