2007年まではアラブ3歳牝馬、昨年はサラ・アラ混合の3歳牝馬による重賞として行われたクイーンカップだが、今年からサラブレッドの古馬牝馬による重賞となった。福山競馬もサラブレッドが充実してきたということだろう。
とはいえさすがに牝馬限定戦ではオープン馬同士の争いというわけにはいかず、A級からB1クラスのメンバーの争い。全馬55キロならなら、やはり近走のクラス実績どおりの評価となりそうだ。
近走A級の上位で勝ち負けしているのがトミノプラネット、モモカプリンセスあたり。さらに明け4歳のサンディナナは年明け初戦のA2戦を2番手から抜け出して快勝。
同じ4歳馬でも、ここはトミノプラネットを狙ってみたい。昨秋南関東から移籍し、3戦目となった年明けのA1A2特別を勝利。前走A1の水仙特別は3コーナー過ぎで一旦は先頭に立ったものの、ゴール前で一杯になり5着。道中最後方のモモカプリンセスには先着(4着)されたが、レオベルリンと激しい先行争いで厳しい展開になってのもの。マイペースでレースができれば能力は上位。南関東時代は東京プリンセス賞3着の実績があり、福山ではこれが重賞初出走となるが、牝馬同士なら勝機は十分。
相手にも4歳のサンディナナ。古馬との対戦はA2までだが、昨年は福山ダービーを勝つなど3歳戦線で常に牡馬と上位を争った。昨年1月以降は3着を一度も外していないという安定感も抜群。
モモカプリンセスもA1クラスでの安定勢力。勝つのはここまでの3頭のどれかだろう。
連下候補としては、前々走、前走でトミノプラネットやサンディナナとそれほど差のない競馬をしているノーストピア。昨年10月にはA2特別で2着があるキョウエイサンドもマイペースで先行できれば残る可能性がありそうだ。
◎トミノプラネット
○サンディナナ
▲モモカプリンセス
△ノーストピア
△キョウエイサンド