NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
キングスゾーンが久々に地元名古屋に戻ってきた。昨年5月のかきつばた記念JpnIII(4着)以来の出走となる。今回は遠征馬が兵庫の準オープンから1頭のみで、ほとんど東海勢同士の対戦ならダートグレード勝ちの実績は最上位。
もう1頭の中心は同枠に入ったムーンバレイ。前走名古屋記念の8馬身差は圧巻だった。
この2頭、07年の佐賀・サマーチャンピオンJpnIIIでは1着、3着という実績もある。どちらを上にとるかだが、近走の好調ぶりからムーンバレイとしたい。重賞勝ちは前走の名古屋記念でようやく3つ目だが、ダートグレードに挑戦を続けていたためで、地方勢同士の重賞なら力が違う。
相手はもちろんキングスゾーン。地方同士の重賞は、距離が短くまさかの3着に敗れた7月の福山・オッズパークグランプリ2008以来。今回から所属が元の原口次夫厩舎に戻った。
明け10歳ながら一発がありそうなのはマサアンビション。兵庫ゴールドトロフィーJpnIIIに2年連続挑戦して6着。昨年はキングスゾーンに先着している。
笠松転入後12連勝で注目を集めたストライクリッチは、その後笠松1400mの重賞で4、2着。重賞初勝利の期待がかかるが、ムーンバレイ、キングスゾーンが相手では前2走よりも厳しいレースになりそうだ。
◎ムーンバレイ
○キングスゾーン
▲マサアンビション
△ストライクリッチ