NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
サラブレッドのレースとなって2年目。出走馬の父の欄にブラックホーク、サクラローレル、ステイゴールドなどの名前を見ると、競馬というのはこれほどまでに劇的に変われるものなだんだなあと思う。
昨年の覇者ナムラベンケイは、その後しばらく勝ち切れないレースが続いたが、ここにきてA1特別を3連勝と絶好調。しかもその3戦ともに他馬より1頭だけ重い57〜58キロを背負ってのもの。今回55キロなら、連覇濃厚と見るべきだろう。
ムサシボーは福山転入後、A3、A2と連勝して、A1特別で2戦連続ナムラベンケイの2着。今回も相手筆頭。
福山菊花賞を9番人気で制したサムライランボーは、その後3戦してナムラベンケイの2、3、4着。このメンバーでも確実に上位に食い込む力はある。
一発を期待するなら明けて11歳のブラックパワー。8月の金杯は、ナムラベンケイを寄せつけず8番人気での勝利。その後の成績は冴えないが、前走A2特別とはいえ金杯以来の勝利で勢いをつけた。
3歳の終盤に鞆の浦賞、福山王冠を制したクラマテングだが、古馬との勝ち鞍がB3までではこのメンバーに入ると苦しい。今回は見送る。
◎ナムラベンケイ
○ムサシボー
▲サムライランボー
△ブラックパワー