各地区の産駒特別上位1、2着馬によって争われる2歳の重賞ヤングチャンピオンシップ。今年から重賞に格上げとなった。ホクショウバンクの600キロを最高に、負担重量が微妙で馬券的にはおもしろそうな一戦。
そのホクショウバンクは、別定とはいえ負担重量に差がつかなかったナナカマド賞を制して世代ナンバーワンをアピール。しかしその後は他馬より負担重量が重くなったため勝ち星から遠ざかり、北見産駒特別こそウィナーミミとの一騎打ちを制したものの、そこは格下の相手が多かった。
そこで狙ってみたいのは、前走若駒特別まで4連勝中のキタノタイショウ。11月8日のA1「クラブツーリズムバス旅カップ」では、上位を牝馬が独占するなか、最低人気ながら4着に食い込んだ。このとき、キタノタイショウより+15キロだったホクショウバンクは6着。今回は10キロしか差がないが、キタノタイショウが当時より明らかに力をつけていることを考えれば、ここも一気に突破する勢いはある。ピンポイント予報を見ると、当日は午前中にちょっと雪が降るようだ。前走若駒賞は、雪の軽馬場を障害4番手から差し切っているだけに、その点でもこの馬にはプラス。仮に雪が降らなくてもこの時期はそれほど馬場が乾くことはないだろう。
相手には、ナナカマド賞3着のあと6戦連続連対中のタワノアヤカ。前述の「クラブツーリズムバス旅カップ」では、15キロ差のキタノタイショウに先着の2着と好走しているだけに、今回20キロ差に広がることだけを考えれば、こちらのほうが上とも考えることができる。
3番手にはやはりホクショウバンク。トップハンデの600キロは楽ではないが、牡馬とは最大20キロ差、牝馬のタワノアヤカと30キロ差なら押し切ってしまう可能性もある。ただ、極端に軽い馬場では苦戦しているように、雪で馬場が軽くなれば評価を下げる必要がありそう。
十勝産駒特別でキタノタイショウに僅差2着のアオノレクサスまで。それ以外の5頭はちょっと力に開きがありそうだ。
馬券は、馬単でキタノタイショウ、タワノアヤカの表裏と、キタノタイショウからの流しで。
◎キタノタイショウ
○タワノアヤカ
▲ホクショウバンク
△アオノレクサス
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金沢・兼六園ジュニアカップ、サラ・プリンセス特別と2つのタイトルを制し、すでに3勝を挙げているニュースターガールの実績が断然。ほかに2勝馬はクロミツジョウとカンシャクダマだが、重賞や特別はおろか、2歳1組を勝っている馬が1頭もいないメンバー構成では、負けるわけにはいかない。
相手には、未勝利だがここまで8戦していずれも4着以内という堅実な成績のキングゴールドオー。前々走のJRA認定レースでは、ゴールドウィング賞を制しているダイナマイトボディに惜しくもアタマ差の2着。3着には大差をつけていた。
3番手以下は甲乙つけがたいが、2、1着と調子を上げているクロミツジョウ、デビュー戦のJRA認定レースを勝ったオーバーアチーバー、前走中央の芝に挑戦(12着)したブラックポイントなど。
キングゴールドオーが無理にニュースターガールを負かしに行って玉砕というようなことでもない限り、◎→○の馬単でいいのではないだろうか。
◎ニュースターガール
○キングゴールドオー
△クロミツジョウ
△オーバーアチーバー
△ブラックポイント