NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
このレース、実はモエレエキスパート◎で予想原稿を書いてしまっていた。枠順発表の前日、24日にちょっと時間ができたので、さすがにもう登録から回避はないだろうと思い、前倒しで原稿を書いていたのだった。札幌2歳Sで3着、北海道2歳優駿で2着という実績は十分で、スーニとアースリヴィングに人気が集中するだろうから、馬券的な妙味もあった。
モエレエキスパートがホッカイドウ競馬トレーディングセールの最高価格で取引されたというニュースは知ってはいた。が、なぜかそっちとこっちが結びつかなかった。
というわけで結局は人気2頭が中心の予想になってしまうわけだが、本命はアースリヴィング。スーニのレコード勝ちもすごいが、アースリヴィングのデビュー戦楽勝9馬身という将来性にも期待してみたい。
この兵庫ジュニアグランプリJpnIIや、3歳春の兵庫チャンピオンシップJpnIIは、期待の大きい中央馬が案外だったことも少なくないレースで、中央とは環境が違い、極端な小回りコースや、砂の質がその原因と思われる。そういう意味でもスーニがあまりに人気になるならむしろ疑ってかかりたい。
平和賞を勝ったチョットゴメンナは、ホッカイドウ競馬のなかでは数多くいる活躍馬の1頭で、それほど目立った存在ではなかったが、平凡なタイムで未勝利を勝ちあがった中央のあとの2頭よりは上。
その他の地方馬は、地元馬も含め、ダートで圧倒的なレースをしてきた中央の2頭がいては、かなり苦戦を強いられそう。
◎アースリヴィング
○スーニ
▲チョットゴメンナ
△メイショウローツェ
△ナリタカービン