ホッカイドウ競馬の2歳戦線もいよいよ大詰め。ここはワンダフルクエストがどんな勝ち方を見せてくれるか。デビューから6連勝はいずれも一方的なレースぶり。逃げたことは一度もなく、出遅れは心配だが、差して確実に勝ち続けているのは、常に安定して力を発揮できている証拠。ここも無事に通過して全日本2歳優駿JpnIに進んでほしいところ。
ワンダフルクエストとは未対戦のモエレエキスパートが相手筆頭。JRA芝のクローバー賞を勝ち、札幌2歳ステークス3着の力をダートで発揮できればワンダフルクエストを脅かす存在になる。
ウルトラシーは、サンライズカップでハナ差の2着。そこを勝ったチョットゴメンナが、その後船橋・平和賞を勝っていることを考えれば、ここで通用してもおかしくない。
ハートのマサノウイズキッドも争覇圏。
中央馬はいずれもダートで1勝。前走直線で後続を突き放したフリソに可能性がありそう。
トールポピーの半弟として注目のナサニエルは、前走サンライズカップでゴール前接戦の5着。脚部不安があるだけに、その前走もかなり大事に乗ったというレースぶり。今回も真っ向勝負には出られないだろう。
◎ワンダフルクエスト
○モエレエキスパート
▲ウルトラシー
△マサノウイズキッド
△フリソ
秋桜賞のサチコゴージャスには驚かされた。それまで1600メートル以上のレースではゴール前でバッタリという結果が続いていたのが、このときばかりはゴール前で止まるどころか、逆に後続を突き放して大差勝ちとなった。牝馬同士の争いだったが、古馬と同重量でそうしたレースができるのであれば、3歳馬同士なら抜けた存在。
ノゾミカイザーは、3月のスプリングカップ以来勝ち星から遠ざかっているが、近走は大井・黒潮盃5着、盛岡・不来方賞3着と、遠征競馬で確実に力をつけている。
力をつけているといえばシンコーセヴン。東海ダービーは最下位も、7月以降3歳1組特別で2、2、1、1着の上がり馬。ここで一気に突き抜ける可能性もある。
オッズパークファンセレクションでサチコゴージャスを振り切ったケイゾクだが、その後は古馬との対戦で頭打ち。ただこの馬は走るときと走らないときの落差が大きいので、3歳馬同士ならOPファンセレクションの再現があってもおかしくない。
オキナワノドリームもしばらく勝ち星から遠ざかっているが、笠松・オータムカップで古馬相手に2着の実績を考えれば、十分に可能性はある。
印はまわらなかったが、前走古馬A2特別で3着のカキツバタフェローも力はある。
サチコゴージャス本命だが、これが崩れるようなら、カキツバタフェローまで含めて印をつけたどの馬が勝ってもおかしくない。
◎サチコゴージャス
○ノゾミカイザー
▲シンコーセヴン
△ケイゾク
△オキナワノドリーム