NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
高知のオープンクラスは相変わらず中心馬不在で勝ち馬がレースごとに変わる状況。今年高知の古馬の重賞を勝った馬でここに出てきたのはトレノ賞のロマンタッチのみ。そのロマンタッチもトレノ賞以降は勝ち星がない。
いきなり話は変わる。二十四万石賞を勝ったケイエスゴーウェイは、07年6月の高知移籍後初出走以降、勝ち星はいまだにその1勝のみ。というのも南関東のダートグレードを中心に遠征を続けているからなのだが、それもスゴイことだと思う。
というわけで珊瑚冠賞だが、ここは普通に考えてスペシャリスト。笠松のオグリキャップ記念、福山の西日本グランプリと連勝し、その後地元のA級特別は3着。佐賀・サマーチャンピオンJpnIII(9着)以来2カ月ちょっとぶりの実戦となるが、1900メートルの距離なら落とせないはず。
オープンクラスに安定勢力不在なら、前走B4戦を2着に2秒3の大差で圧勝してきたフラワーギフトが相手でどうだろう。
古馬になってからの重賞で結果が出ていないオリジナルステップだが、ここ3戦連続連対と好調キープ。オグリキャップ記念3着のサンエムウルフは、期間限定騎乗の郷間勇太騎手(川崎)がどんなレースを見せてくれるか。
ただ、どの馬にもチャンスがありそうなレースではある。
◎スペシャリスト
○フラワーギフト
▲オリジナルステップ
△サンエムウルフ