NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
JBC指定競走となっている姫山菊花賞だが、JBCでは地元園田勢として注目の存在となるチャンストウライ、アルドラゴン、ベストタイザン、いずれもが出走してこなかったのは残念。
ベストタイザンは短距離路線ゆえ当然ともいえるが、帝王賞JpnI6着以来休養しているチャンストウライはどうしたのだろう。アルドラゴンは10月7日の金沢・白山大賞典JpnIIIに登録があるが、前走9月18日1400メートルのS1特別で、ベストタイザンに7馬身差をつけたレースぶりから、JBCはどうやらクラシックではなくスプリントのほうに出走するのではないかという話も聞こえてきた。
さて、姫山菊花賞だが、同じ園田1700メートルで争われた摂津盃(8月14日)の1、2着、モエレトレジャーとアグネスミステリーの力が抜けている感じ。
その摂津盃は、勝ったモエレトレジャー57キロで、3馬身半差をつけられ2着のアグネスミステリーは56キロ。それが今回は同じ56キロになるのだから、普通に考えればモエレトレジャーが圧倒的に有利。
2頭の争いは間違いないが、今回はアグネスミステリーを中心にしてみたい。重賞にはこれまで8回出走して、2着3回、3着2回、4着3回と、勝ち切れないまでも安定した成績。地元で行われるJBCヘ向け、ここはぜひとも勝っておきたいはずで、その意気込みを買う。
一角崩しの可能性は、中央から転入後5戦3勝でS1特別まで勝っているゴールデンエビス、3走前の1700メートル戦でアグネスミステリーに先着の2着があるリワードパットン、マイペースで先行できたときのクィーンロマンス。
◎アグネスミステリー
○モエレトレジャー
▲ゴールデンエビス
△リワードパットン
△クィーンロマンス