NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
過去9回のうち笠松勢が4勝しているこのレース。といっても、昨年は馬インフルエンザで地元馬のみで争われたため、8回のうち4勝と言ったほうがいいかもしれない。その笠松からは今年も3頭が遠征してきた。
過去にこのレースを勝った笠松所属馬の臨戦課程を見ると、第1回(99年)のレジェンドハンターが3戦2勝、2着1回、第2回のフジノテンビーは3戦全勝、第6回のサイキョウカチドキ、第7回のメイホウホップはともに1戦1勝だった。やはりそれなりの成績を残しててここに臨んでくる笠松の馬は強そうだ。
1戦1勝のニュースターガールか、1400メートルに距離が伸びた2戦目のJRA認定戦を勝ったブルーベリーかだが、最後までしっかりした脚どりで6馬身突き放したニュースターガールを上位にとる。ブルーベリーも2戦目の認定勝ちは6馬身差だが、この馬自身よりも相手が末脚をなくしてついた差のように思える。
地元金沢勢では2戦2勝のサンクスチケットか、3戦2勝のハヤテヤブサメオーだが、やはり2戦目を大差で圧勝したサンクスチケットだろう。地元勢同士の争いだった昨年を別とすれば、近年のこのレースの勝ちタイムは1分31〜32秒台。圧勝したサンクスチケットの前走が1分32秒7で、まだ余裕があったことからも勝ちきれるだけの能力はありそうだ。
おそらくここに挙げた4頭の争いとなるだろうが、勝つのは笠松のニュースターガールか、金沢のサンクスチケット。ハヤテヤブサメオーは持ちタイム的に厳しいかも。
◎ニュースターガール
○サンクスチケット
▲ブルーベリー
△ハヤテヤブサメオー