NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
サンディナナの実力が抜けている。3走前の福山チャンピオンシップはモナクキララに差し切られてしまったが、断然人気ゆえに逃げていたブレーヴヒーローを早めにつかまえに行かねばならないという不利な役回りだった。その後は古馬のB2特別、B1特別をともに1番人気で圧勝。3歳牝馬同士なら負けられない一戦だ。
対抗にはオリオンオーロラ。佐賀から移籍し4戦して勝ち星はないものの、前々走では古馬B3特別で半馬身差の惜しい2着があり、格付けからすればサンディナナ以外には負けられないところ。
気になるのは3歳1組まで5連勝で勝ち上がってきたエンゼルハウス。デビューの北海道時代も含め、それまで14戦して一度も勝てなかったのがウソのような活躍ぶり。札幌1000メートルと福山1250メートルしかレース経験がないが、父ウイングアロー、母の父オペラハウスという血統から、距離が伸びてダメということはないはず。
福山チャンピオンシップでサンディナナに土をつけたモナクキララは、その後は古馬C2級で連続2着。このあたりで足踏みしているようでは、連下が精一杯だろう。
◎サンディナナ
○オリオンオーロラ
▲エンゼルハウス
△モナクキララ