NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
ここ3年は5番人気以下の馬が連対していて荒れぎみのレース。とはいえ、前回は馬インフルエンザで今年1月に時期を大幅にずらして行われたため前哨戦の結果が参考にならず。2年前、3年前は、前哨戦の上位馬と、中央1000万下で前哨戦を使えない組の決着なので、実績を見ればそれほど意外な馬が来ているというわけではない。
ここは連覇のかかるナセと、佐賀の交流ブレイズカップからトライアルえびの特別を連勝してここに臨むスズノクロヒョーの争いと見る。
今年1月の霧島賞を制したナセは、その直後は佐賀のA1A2やA2A3の特別で1秒以上離されて負けていたが、6月以降は同じようなクラスで上位争いをするようになってきた。この半年で力をつけたと見て、ナセを本命にする。
同じく前回の霧島賞では10番人気ながら2着に食い込み波乱の立役者となったダイキチヘイローも、この夏になって力をつけてきているだけに上位争いの可能性は十分。
トライアルの大隅特別を勝ったカシノヨウスケ、前回の霧島賞では1番人気ながら7着に敗れたテイエムミゴテカなど、勝ってもおかしくない馬がたくさんいて迷うところ。高知の黒潮菊花賞でもボックスで高配当となったが、ここも同様に。
◎ナセ
○スズノクロヒョー
▲ダイキチヘイロー
△カシノヨウスケ
△テイエムミゴテカ